Book Picks

【本】★★★★1/2
題名:未現象の風景
著者:倉俣史朗
(1991 / 住まいの図書館出版局)

現在、第一線で活躍されているデザイナー、建築家の方々で、この方に少しも影響されていない人を探す方が難しいのでは。本書で語られているのは、少年時代 に身体いっぱいで感じたこと、心に残った風景、見た夢の数々。コンセプトうんぬんではなく、創造の原風景があった。作品群が交互に現れるのも、夢の続きの ように見えてる。”How High the Moon” ”Miss Blanche”などの詩的な作品たちといつかの風景がつながっていく。小説のような作品集、作品集のような小説、ふわりと境界を飛び越える素敵な一 冊。


ぼくはあえて分析せず楽しむことにしています。 また、夢は養分であり、現実であり、解放区でもあると思っています。(p.182)

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