空中スイカ

今までスイカというのは地上で育つものだと思っていたのですが、違うようです。


種を植えるとうっちゃっといても自然とニョキニョキと育っている。当たり前なのですが、なんだか神秘的で創造性にあふれている。されど、このスイカをサポートすべきか見守り体制でいいのか悩みどころです。何の解決にもならないのですが、誰もが知っているあの曲を口づさむ。


童謡:『すいかの名産地』

不思議な歌詞もメロディーに乗せれば、違和感なく受け入れてしまうから驚きです。もともとは、アメリカの民謡だったとか。


Book

【本】★★★★1/2
題名:「縮み」志向の日本人
著者:季御寧(イー・オリョン)
(1984/学生社)

日本人や欧米人の視点ではなく、韓国人である著者だからこそ感じ取れた日本に根付く国民性。中国、韓国、日本といった同じアジアでありながらも、米、箸などの食習慣や生活、文化、人生観が確かに違う。日本人にとって当たり前の感覚こそ、一番の盲点なのだと気づかされる。「縮み」というのはけっして否定ではないのです。平安時代から現代まで、言葉や芸術、生活用品のあらゆるものを縮め、美を宿らせる高品質なものづくりの姿勢こそ日本人の特性だという。この縮み志向を無視し、やみくもに「広がり」を求めることは日本は避けなければならないと指摘する。世界やアジアにとって、これからの日本の役割を考える上でのとてもよい指南書だと思います。そして、すぐれた日本人論を展開する名著でもあります。


なにもなにも、ちいさきものはみなうつくし 『枕草子』

落雷と稲妻

昨日、激しい雷雨に見舞われる。以前パソコンのモデムを雷にやられた経験があるので、自宅にある電化製品の電源プラグを冷蔵庫以外すべて引っこ抜く。かなり敏感です。


こういう時はね、電気をぜんぶ消して天体観測するのよ


なんて素適な提案なんだろうと思い、ゴロンと床に寝ころび窓越しに空を見上げる。記者会見の絶え間ないストロボライトのように闇夜を照らす光、空を引き裂き轟くような爆音。ウォルター・デ・マリアの『ライティングフィールド』や越後妻有トリエンナーレでも夕立を再現した作品があったななどと思いつつ、自然の圧倒的な強さがお腹の底まで響いてくる。そういえば、稲妻は「稲の妻」と言われるくらい関係が深いものらしい。「これがお米を美味しくするのか」と思うと、なんだか違った感覚が押し寄せてきた。

RealCities 036: from Tokyo Column

寄稿させて頂いているWEBサイトにて、『世界を変えるデザイン展』のコラムを書かせて頂きました。


REALTOKYO

RealCities 036: from Tokyo『世界を変えるデザイン展』


『世界を変えるデザイン展2.0』

5月から6月にかけて行われた『世界を変えるデザイン展』。一か月の会期で来場者が2万人と多くの関心を集めた中、これで無事終了というのではなくここから何ができるのかが問われるものでもありました。社会企業家の方が主催されているのもあり、ソーシャルビジネスの関係者や興味のある方々が多かった一方で、デザイン関係者は意外と少なかったという。会期終了後、展覧会から得られた気づきや発見をデザインの文脈で捉え直してみようというのが、この2.0という企画です。2回に分けて行われたトークセッションでは、これからのキーワードとなる考え方がたくさん出てきていた。


・いままでとは違う文脈で語られた「デザイン」だからこそ見えた新領域

・問題を可視化するデザインの力

・オープンソースの可能性

・日本の役割、向かうべきところ

…etc


より詳しく、まとめた形で発表する予定です。

その際は、お知らせするのでよろしくお願いします。



トークセッション「世界を変えるデザイン展2.0」

6月24日(木) 19:00~21:00

総括 ~ 「世界を変えるデザイン展」は何を変えた?
出演
芦沢啓治 芦沢啓治建築設計事務所 代表
兼松佳宏 greenz.jpクリエイティブディレクター 株式会社ビオピオ取締役
久世迅 株式会社平野デザイン設計 ディレクター
本村拓人 株式会社グランマ 代表取締役社長
NOSIGNER

ナビゲーター:藤崎圭一郎 デザインジャーナリスト・東京藝術大学美術学部デザイン科准教授


7月5日(月)  19:00-20:30

予感 ~ 日本のデザインは何処へ
出演
柴田文江 デザインスタジオエス 代表
清水久和 SABO STUDIO 代表、キヤノン株式会社 総合デザインセンター
田川欣哉 takram design engineering 代表
和田智 SWdesign TOKYO 代表

ナビゲーター:藤崎圭一郎 デザインジャーナリスト・東京藝術大学美術学部デザイン科准教授