REALTOKYO : 伊東建築塾

これからの建築を考える『伊東建築塾』

「小さな建築塾を開きたい」と描き続けた世界的な建築家、伊東豊雄の思いがついに実現する。5月に開校する贅沢な私塾は、少数精鋭の「建築家養成講座」、 「子ども建築塾」、そして伊東自身が聞き手となり、料理人、アスリート、作曲家など幅広い領域からゲストを迎え建築や都市を考える「土曜講座」の三本柱。 建築は、身体全体で受け止めてもらわない限り、本当の意味で浸透していかない。大学で教えられないことも、私塾であれば思いっきり伝えることができる、と 5年前に述べていた言葉が鮮明に蘇る。ワクワクせずにはいられません。(渡辺ゆうか)

REALTOKYOに寄稿させて頂きました。

伊東建築塾公式ページ

少しでも何かのお力になれれば幸いです。


Tokyo Designer’s Week 2010 【最終日】

ついに最終日です。本当にたくさんの方にお越し頂き、FabLabJapanが次のステップへ進めるためのいい出会いがありました。芳名帳も書ききれず裏面も使用するといった感じです。ああ、こんなにもたくさんの人が可能性を感じて下さっているのかと思うだけで、なんだかパワーをもらえます。「ものづくり」は、人間の本能だということを気づかされました。

機材だけを持ち込み、会期中にカフェを作るという無謀な計画も、なんとか達成!? 終了30分前に、コーヒーを入れて乾杯をする。カナダから参加していたデザイナーの方など、自分の作品をオープンソースにということで提供してくれました。18時無事にイベントも終了。何よりの収穫は、来場者の方々、メンバーとこの空間を共有できたことなのかもしれない。

Tokyo Designer’s Week 2010 【5日目】

カフェといえば、エプロン。ロゴの刺繍を縫い付け、作ってしまいました。やはり、身につけるとたちまちテンションが上がりまくります。そして、ウエハースにロゴをレーザーカッターで焼き付けてみる。うまく彫刻されるものですね。無理矢理感もありますが、カフェのコンテンツも揃いつつあると言ってよいでしょう。(ご愛嬌)

 

メンバーがトーストに挑戦。上手い具合に焼き色がついております。久保田先生はきれいな女性に囲まれ、3Dプリンタの説明中です。うふふ。今回出展しているデザイナーや企業もいろいろと興味を示して下さり、来場者の方々からもお言葉を頂いております。一緒に何かプロジェクトができそうだと次のステップへ繋がっていく過程がとても刺激的ですね。


Tokyo Designer’s Week 2010 【4日目】

TDW展示も後半戦に入りました。木もニョキニョキ育っております。天候も心配なさそうで安心です。完成された空間ではないので、会場ではかなり異色を放っています。まぁ、それが逆に新鮮なんですけど。工作機械を販売しているブースとよく間違えられるので、説明看板を設置。海外の方も多く来場されるので、英字版も忘れずに。

 

おかげさまで、ひっきりなしに人が入っております。昨日から3Dプリンターで作成してた花瓶が完成していた。もちろん、水も漏れていません。産業革命で生まれたデザイナーという職業が、「つくりかた」の変化でどういう役割を持ち得るのか、本気で考えないといけない時期なのかもしれません。

Tokyo Designer’s Week 2010 【3日目】

FabCafeのアイテムがいろいろと出来てきております。カフェといっても、紙、布、木というメニュー表。「つくる」ことと「つかう」ことを実際に体験してもらうことが何よりも説得力があります。3Dプリンターで作成したポットは、説明しながら自分でも何回も驚いてます。


 

今回のメインイベントとなる、シンポジウム。D-Labの遠藤謙さんもSkypeで参加し、とても刺激的でした。さらに、その後のコンテナで行われたカフェトークも盛況。デザイン、ビジネス、文化、教育、まちづくり、ランドスケープ、ネットワーク…etc どの切り口からでも誰もがアクセスできるFabLabの広がりは、やはりすごいです。

カフェトークUSTREAM

Tokyo Designer’s Week 2010 【2日目】

10月30日(土)のTOKYO DESIGNERS WEEK開催中止のお知らせ

台風14号が今週末関東地方へ接近するという予報により、関係各所と協議のうえ、
安全保安上の理由から大変残念ではございますが中止とさせて頂きました。

>>中止詳細はこちら

それでは、興味深い試みをご紹介。
SketchChair というソフトウェア:デザインプロセスがここまで変化していとは驚きです。

Tokyo Designer’s Week 2010 【1日目】

到着すると、会場がメインカラーで染まっていた。FabLabコンテナ前には、パーツを組み合わせどんどん成長する「木」も設置され目印に。会期開始とともに作り出すということで、レーザーカッターで看板を作成していきます。工作機械が動いているだけで、なんだか楽しい。


 

「つくりかた」の未来に、ピンと来ている人と、なかなか理解して頂くのが難しい方も。しかし、実際に体験していただくと楽しんで頂けるので、百聞は一体験にしかず。

来場された方のリクエストに答え、キーホルダーを歯材から作成してみる。さらに、紙、木、布など素材を変えて、サイン、家具、照明、食器などコンテナ内に設置していきます。

搬入2日目

アメニモマケズ、カゼニモマケズ… 機材や電源、WEB環境が整い、いろいろものづくりをはじめております。

最終形の空間を提示するのではなく、会期中に育つコンテナです。FabLabを紹介するチラシ代わりに、ロゴとHPのアドレスを紹介する名刺?を作成する。もっと自由に作っていいのだと、概念からはずれていくのでした。とても新鮮。

規格サイズにとらわれがちな頭をほぐしてくれる。余った材料でいろいろ試してみたいと思います。ぜひ、お持ち帰り下さい。

いろいろ機材が持ち込まれ工房が誕生です。隣はものづくりカフェですよ。持ち込みOKなので休憩がてら遊びに来て下さい。

明日は、晴れますように

TDW搬入初日

いよいよ搬入開始。

正午にはTシャツになるくらい、天候にも恵まれました。電源やWEB環境が整うのは明日なので、主にレイアウト、照明計画、スクリーンといったところを現場のニーズに合わせて制作していく。通常の設営とは違い、展覧会自体が「ものづくり」の現場になる。


はじめてなことばかりですが、ちょっとづつ空間が見え始める瞬間はやはり楽しい。日が沈むと一気に気温が下がる。やれることはやろうと、黙々と作業をするメンバーの姿を撮影。

電源がこないので、本日の作業は終了です。コンテナは閉めるだけでも一仕事なのだというのを始めて知りました。しかし、寒い。


『世界を変えるデザイン展2.0』

5月から6月にかけて行われた『世界を変えるデザイン展』。一か月の会期で来場者が2万人と多くの関心を集めた中、これで無事終了というのではなくここから何ができるのかが問われるものでもありました。社会企業家の方が主催されているのもあり、ソーシャルビジネスの関係者や興味のある方々が多かった一方で、デザイン関係者は意外と少なかったという。会期終了後、展覧会から得られた気づきや発見をデザインの文脈で捉え直してみようというのが、この2.0という企画です。2回に分けて行われたトークセッションでは、これからのキーワードとなる考え方がたくさん出てきていた。


・いままでとは違う文脈で語られた「デザイン」だからこそ見えた新領域

・問題を可視化するデザインの力

・オープンソースの可能性

・日本の役割、向かうべきところ

…etc


より詳しく、まとめた形で発表する予定です。

その際は、お知らせするのでよろしくお願いします。



トークセッション「世界を変えるデザイン展2.0」

6月24日(木) 19:00~21:00

総括 ~ 「世界を変えるデザイン展」は何を変えた?
出演
芦沢啓治 芦沢啓治建築設計事務所 代表
兼松佳宏 greenz.jpクリエイティブディレクター 株式会社ビオピオ取締役
久世迅 株式会社平野デザイン設計 ディレクター
本村拓人 株式会社グランマ 代表取締役社長
NOSIGNER

ナビゲーター:藤崎圭一郎 デザインジャーナリスト・東京藝術大学美術学部デザイン科准教授


7月5日(月)  19:00-20:30

予感 ~ 日本のデザインは何処へ
出演
柴田文江 デザインスタジオエス 代表
清水久和 SABO STUDIO 代表、キヤノン株式会社 総合デザインセンター
田川欣哉 takram design engineering 代表
和田智 SWdesign TOKYO 代表

ナビゲーター:藤崎圭一郎 デザインジャーナリスト・東京藝術大学美術学部デザイン科准教授

『世界を変えるデザイン展』

5月15日から東京ミッドタウンで始まった展覧会についてREALTOKYOにて寄稿させていただきました。デザインの可能性を探るとても良い機会です。カンファレンス、ワークショップもとても充実した内容になっております。BOPに対する試みの意見は賛否両論ですが、環境とデザインの関係性を考える上でも重要な事柄が隠れているのは確かなようです。




『世界を変えるデザイン展』

若き日本人活動家らが主体となり各国を巡り、開発者、研究者など様々な支援者を巻き込み実現化した意欲的な展覧会。途上国の貧困層は世界総人口の約70%を占めるといわれ、現地での生活向上のためにと開発されたプロダクトやプロジェクト約80点が紹介されている。実際に成果を挙げている製品に焦点を絞り、関係者の生の声が聞ける貴重なプログラムも見逃せない。人間や自然環境にとって、何が成功で失敗といった判断ができる状況ではないからこそ、分野を越えて広がる運動体としてのデザインの可能性を一緒に探ってみたくなる。
(渡辺ゆうか★★★★1/2)



【会場と会期:2会場の会期は異なります】
■東京ミッドタウン・デザインハブ(港区赤坂)
5月15日(土) – 6月13日(日) 11:00 – 19:00
共催:東京ミッドタウン・デザインハブ

■アクシスギャラリー(港区六本木)
5月28日(金)- 6月13日(日)11:00 -19:00(最終日は17:00まで)
共催:アクシスギャラリー

公式サイト:http://exhibition.bop-design.com/